ご挨拶

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和の美 食の美 温故知新』発刊宣言

日本の食文化の未来を明るく輝かしいものにするために、わが国の料理業界を担う人材を応援する雑誌、『和の美 食の美 温故知新』を2024年12月24日に発刊いたしました。

世界では日本食ブームと言われています。しかし、肝心な日本では、その料理の伝統を理解し発展を担う若き人材が枯渇し始めています。メディアをはじめ、料理業界はフレンチ、イタリアンなどの西洋料理が大多数を占め、日本の調理師学校の卒業生の9割は、フレンチ、イタリアン、パティシエ志望が現実です。これでは近き将来、和食の基幹となる飲食店が衰退します。日本の食材の生産者、和包丁や砥石などの道具の職人、陶芸家、酒蔵などにも大きな影響が出てくるはずです。つまり、日本の食の土台と根幹が大きく揺らぎ始めているのです。

日本料理の未来を創り出す「人」を生み出すために、和食を理解し愛する人々をどんどん増やすために、『和の美 食の美 温故知新』を立ち上げます。先駆者の思いや生き様、守りたい伝統の技と心、そして新しい試みを紹介しながら、和食の世界がいかに素晴らしいかを真摯にお伝えしていきます。

「銀座小十」
奥田透

和の美 食の美 温故知新 vol.1 創刊号

創刊号のテーマは、
「未来を作る和食料理人」。
当代を代表する和の料理人の方々に
登場していただきました。

温故知新vol.1の書影

登場人物

  • 山本征治「日本料理 龍吟」
  • 齋藤孝司「鮨さいとう」
  • 石田知裕「膳司 水光庵」
  • 杉田孝明「日本橋蛎殻町 すぎた」
  • 前平智一「てんぷら 前平」
  • 吉川邦雄「一東菴」
  • 浅沼努武「天ぷら浅沼」
  • 平山 周「浅草ひら山」
  • 海原 大「江戸前 芝浜」
  • リオネル・ベカ「エスキス」
  • 櫻井真也「櫻井焙茶研究所」
  • 澤田裕介「子の日」
  • 長谷川浩一「はせがわ酒店」
  • あおい有紀 フリーアナウンサー
  • 山口真人 陶芸家

定価3,800円(税別)

次号予告

和の美 食の美 温故知新 vol.2

特集・今を輝く気鋭の料理人

温故知新vol.2の書影

2025年9月初旬発売

日本料理界を牽引する50代の料理人を、丁寧に取材し紹介した創刊号。第二号では、現在の飲食業界を牽引しつつある40代を中心に、安定感のある和食料理人を取り上げ、未来を担う彼らが今何を考えて仕事に取り組んでいるか、そして次に何を目指しているかなどを取材します。創刊号の日本料理、鮨、天ぷらに続き、鰻、焼き鳥、蕎麦にもスポットを当てます。

【巻頭座談会】
日本の食文化の未来を語り合おう!
焼鳥もうなぎも可能性は無限大です。

  • 池川義輝「鳥しき」焼き鳥職人
  • 渡部幸和「わたべ」鰻職人
  • 奥田透「銀座小十」日本料理人

第一特集 今を輝く気鋭の料理人

  • 「鳥しき」池川義輝
  • 「銀座 ふじやま」藤山貴朗
  • 「眠庵」柳沢
  • 「鮨 将司」山口将司
  • 「わたべ」渡部幸和
  • 「蕎ノ字」鈴木利幸
  • 「東麻布 いち川」市川達也
  • 「八重洲 鰻 はし本」橋本正平
  • 「鮨 ゆうき」林ノ内勇樹
  • 「天ぷら 逢坂」大坂彰宏
  • 「恵比寿とりひろ」金田泰和
  • 「蕎麦 おさめ」納 剣児
  • 「あらたみかわ」小川比佐男
  • 「日本料理 晴山」山本晴彦

第二特集 日本料理を支える人々

  • 日本茶/静岡「浜佐園」和田利枝
  • 調理道具/東京・かっぱ橋「釜浅商店」熊澤大介
  • 日本酒/蔵元座談会
    • 宮城「伯楽星」新澤醸造店 新澤巌夫
    • 広島「雨後の月」相原酒造 相原章吾
    • 佐渡「天領盃」天領盃酒造 加登仙一
    • 酒販店「いまでや」小倉秀一
  • 東京・銀座「ポンド・ギャラリー」池田裕一
  • 【陶芸家と料理人の真剣勝負】第2回
    • 丸田雄VS神楽坂「多仁本」谷本征治
    • 佐賀・黒牟田錆谷窯を訪ねて

『和の美 食の美 温故知新』vol.3

本当に美味しい日本の米

2025年12月発売予定

coming soon

『和の美 食の美 温故知新』vol.4

現代陶芸

2026年2月発売予定

coming soon

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「和の美 食の美 温故知新」公式アカウント

お知らせ

今回のクラウドファン
ディングの
ご支援を
心より感謝申し上げます。

2024年12月より始まったクラウドファンディングも、3月10日を持ちまして終了となりました。120名を超える支援者のみなさま、そしてさまざまな形で応援・後押ししてくださったみなさまのおかけで、目標額に達成することができました。本当にありがとうございました。
みなさまからの温かいお気持ちとご支援を大切にし、今後も『和の美 食の美 温故知新』の出版活動に力を注いでいきます。9月には、この資金をもとに第二号の発刊も予定しております。
日本の食と文化を絶やすことなく、より発展的にするために、日本中に眠っている、素晴らしい食に関わるすべてのものに光を当て続ける本を継続して出版していきたいと思っております。今後ともご指導、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

「銀座小十」奥田透

お問い合わせ

温故知新にご関心をお持ちいただき、
誠にありがとうございます。
下記のコンタクトフォームより
お気軽にお問い合わせください。